コロナ禍で県外にいる仲間や友人と会えなくなって半年。
ビデオ通話も当たり前になって、むしろ前よりコミュニケーション取ってるのでは?
なんて気がします。
そんな中、仲間からイカしたものをもらったので、ありがたく堪能させていただきました。
「常陸野ネストビール EXTRA HIGH」 です。
今や茨城を代表するクラフト、常陸野ネストビール。
エールビールを中心にさまざまなラインナップがありますが、
この「EXTRA HIGH」は、アルコール度数8%と高度数のエールビールです。
木内酒造さん曰く「ベルジャンストロングエール」というビアスタイルということで、
麦汁に糖を添加して発酵させることで通常よりも高いアルコール度数で醸造する、という製法だそう。
高度数のビールといえば最近、似たようなスタイルで「バーレイワイン」なるものを飲みました。
「Love Potion #9」(ストレンジブルーイング/魚沼市)
「大麦のワイン」ということで、通常よりも高濃度の麦汁を発酵させて作るそうなのですが、本当にワインのようなかなり強いアルコール感と複雑な味わいで、ちょっと私の味覚では理解しきれない味でした。
なので、高アルコール度数という点に一抹の不安を感じながら、いざ開栓...。
色は濃いアンバーで、よく見るとビール酵母が沈殿して濁りがあります。
泡立ちもよく、この時点でこれは飲みごたえがありそうだなという印象を受けました。
香りはフルーティですが、爽やかというよりちょっとツーンとするような刺激のある感じです。
飲んでみると、まずフルーティな風味が通り抜けます。
爽やか〜と思いきや、これがまた結構舌を刺激するようなスパイシーな風味で、そこからホップの苦味が広がります。
そして舌の上で少し転がしてみると、砂糖を煮詰めたような香ばしくて控えめな甘味が感じられ、麦の味も堪能できます。
こうして見ると結構パンチがある味わいに感じられますが、特筆すべきは、8%でありながらアルコール感や濃厚さといった飲みにくいポイントが全くないところです。
麦の味もあるんですが、濃厚でコク深いという感じではなく、あくまで下支えする味わいとしてしっかりあるな、という感じです。
なので、飲んですぐに一抹の不安は泡に消えていました。
飲みにくさを残さないのに、しっかりと、飲みごたえのある味わいです。
エールビール好きだけど、なんか似たり寄ったりなものばっかりで飽きてきたな〜
っていう方はきっと虜になる一本だと思います。
ぜひお試しあれ!