Uncertainty

わかったようでわからないことを書いています。

会えてよかった

2年ぶりに会えた。

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2021.12.4 sat.

Base Ball Bear「TOUR DIARY KEY」@新潟LOTS

 

会えて良かったー!嬉しかったー!楽しかったー!

 

もう、これがすべてだった。

 

こういう状況になって、昨年のC3のツアーが中止になって

自分も彼らも、新潟で会うのは2019年のGrapeツアー@新潟NEXS以来。

 

とにかく3人に会えることが楽しみだった。

 

それと、ライブハウスに足を運ぶこと自体も2年ぶりだったので、

 

コロナ禍初めてのライブハウスへのワクワク感もあった。

 

改めて思い返しても、本当に隅から隅まで楽しかったライブだった。

 

 

開演を待つ間、フロアを見渡して久々の眺めを目に焼き付けながら、

マスクを少しずらして鼻から空気を吸った。

打ちつけられたコンクリートの冷たい匂いに、くすぐったい気持ちになった。

 

小出さんを目の前で見たくて上手に陣取ったけど、ステージ見たらベースが置かれてて戸惑い。

そのまま開演を迎えたけど、MCで小出さんが「いつもと違うのわかります?」と言い出すので、

まさかと思ったら、フロント2人のポジションを今日だけ変えてみた、とのこと。

特に重い意味はないそうなので、何となくなのだろうけど、

2年前も小出さんの前に行き損ねたので、何でやねんとなった。

ある意味特別だね。

 

そんで開演前のSEが良くて、RHYMESTERからのトライセラのRaspberryでフェードアウト。

暗転し、XTCが流れて3人登場。やばいよね。

 

セトリはもちろんアルバムが中心で、やらなかった曲もあったけどあの曲順の通りで、

その合間にこれまでの曲が差し込まれる形だった。

 

その選曲がまた良くて。

GIRL FRIEND、17歳、LOVE MATHEMATICS、short hair、新呼吸、ドラマチック。

アンコールは夕方ジェネレーションと、祭りのあとの2曲だった。

 

Base Ball Bearを聴いてきた人なら誰もが喜ぶ選曲。

ああこれは、まさに「久しぶり、元気にしてた?」と再会を喜び分かち合う選曲なのだと。

その気持ちが嬉しかった。

 

アルバムの曲は、生活PRISMが最強なのは置いといて、動くベロがとても好きなのだ。

あの小出さんのソロ。

本当にカッコよかった。本当に鳥肌たったし、泣きそうになったし、思い出しても鳥肌が立つ。

それくらいにカッコよかった。

セプテンバー・ステップスもそうだけど、小出さんのソロは聴かせるメロがしっかりあって、

なんというか、「意味のある」ソロなのだ。

 

そして、小出さんのソロにやられたところでGIRL FRIENDをかまされたので、だいぶもう序盤でやられてしまっていた。

なんとなくやりそうだなーと思ってはいたけど、本当にやってくれてびっくりした。

この曲はトップ3に入るくらいに好きな曲。

アルバムの特典DVDでも言われてたけど、あのEPは本当に名盤だよ。

周りの人は誰も賛同しなかったけど、俺は学生の頃からずっとそう思ってたよ。

「GIRL FRIEND」は金字塔。

 

小出さんはツアーで曲が育つということを最近よく言っているけど、

これはリスナー側にも似た感覚があると思っている。

ライブで聴くことでその曲の良さがはっきりと理解できたり、

音源とは違う見え方聴こえ方がして好きになったりとかいう現象がままある。

だから、今回アルバムの曲を実際に聴けたことで確実に、「DIARY KEY」との距離が深められた気がしている。

 

 

ところで、Base Ball Bearのライブといえば、3人のゆるグダMCだ。

実際、3人のMCを聞きたいがためにライブに行っているところはある。(笑)

正直一番面白いし、楽しかった。

 

小出さんはずっと新潟に来れてよかったー!って何回も言ってたし、

何なら新潟でライブやって、そのあと長岡でライブやりたいねとか言ってて

会場拍手喝采。嬉しかったなあ。

 

ほりくんはアンコールで感極まってたし。

新潟という場所が彼らにとっても思い入れのある場所であることを知れたのが嬉しかった。

 

 

だからただ単にライブ最高だったー!っていうんじゃなくて、

バンドもお客もお互いに、来れてよかった、会えてよかった、を分かち合えたことが

何物にも代えがたく、嬉しくて楽しい時間につながっていったのだなあと思う。

 

そんな気持ちにさせてくれるバンド、そういないよ。

ライブ観ながら、ああこの人たちが本当に好きだなあと思う瞬間がいくつもあったし、

今回会えて間違いなく、今までよりもっと好きになった。

家路につきながらもうまた会いたくなりましたよ。

 

絶対また会いましょうね。

 

 

ライブ終了後の小出さんのツイート。とても嬉しかった。また会いましょうね。

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